ワーキングホリデー制度を使って渡航する場合、当然ですがワーキングホリデービザを申請する必要があります。このワーキングホリデービザ、国によって申請に必要な書類や、発給までの期間が全然違うことをご存知ですか??
例えばオーストラリアのワーキングホリデービザは「クレジットカード」と「パスポート」の二つがあれば基本的に申請が可能で、しかも3日ほどで申請が完了するんです。一方でイギリスのように、年始に行われる抽選に当選していないとビザ申請自体ができない国もあります。
このように、国ごとにワーキングホリデーのビザ申請方法は異なるのは理解できるのですが… 国によっては同じ種類のビザでも、年ごとにビザの申請方法が変わる場合もあるんです!
カナダがまさにそれで、年によってワーキングホリデービザの申請方法が大きく変わっています。
カナダのワーキングホリデービザは、ビザ申請の際に「ワーホリビザ申請」と「労働許可書申請」の両方を行います。
以前までは提出書類をカナダ大使館に郵送しなければならなかったので、「書類の準備+書類の発送+申請の審査」でかなり時間がかかっており、また書類を郵送する関係で申請自体にかかる期間もはっきりとはわからない状態だったんです。
それが2013年に申請方法が変更され、「労働許可書申請」はオンラインで行う形式になりました!一部書類の郵送がなくなった分手順自体は簡易化されたのですが、いきなりの変更だったので、当時ワーキングホリデービザを申請していた人たちはかなり混乱されたと思います。
そしてその翌年。2014年にまたビザ申請方法が大きく変更され、今度は「ワーホリビザ申請」もオンライン化されました!「IEC (Kompass)」と「MY CIC」という別々のサイトでそれぞれアカウント設定をし、書類をすべてデータでアップロードする形式となったため今までのビザ申請方法が通用せず、様々な情報や申請マニュアルがインターネットに出てきました。
そしてそしてその翌年。2015年はビザ申請の方法こそ大きく変わりませんでしたが、ビザ申請の申し込み開始日が例年と比べ大幅に遅れ、4月中旬になるまでビザ申請そのものができない事態が発生していました。そのためワーホリのプランを大きく変更せざるを得なかった方もいらっしゃいました。
そしてそしてそして、2016年。皆さんすでにご存知の通りカナダのワーキングホリデービザ申請方法がまたまた大きく変更され、ランダムに届く「招待状」を受け取るまでビザ申請に進めない形式になったんです!
現在のカナダ ワーキングホリデー申請手順を簡単に解説すると、こんな感じです。
1)IEC Poolに個人情報を登録する
2)IEC Poolに登録されている人の中から、ランダムに選ばれた人に「招待状」が届く
3)「招待状」を受け取った人は、ビザ申請に進むかどうかの意思表示をする
4)意思表示をした人は、MY CICからビザ申請を開始する
カナダ ワーキングホリデービザ申請手順は昔と比べるとかなり簡易化されましたが、招待状を受け取らないことにはビザ申請を進めることができなくなったため、ビザ申請完了までの期間がはっきりしなくなってしまいました。
そして来る2017年のカナダ ワーキングホリデービザ申請。11月の時点で2017年度の申請が始まったと情報が出ていますが、現状は「IEC Poolへの事前登録が始まった」という状態のようです。
2017年 カナダ ワーキングホリデーに関する情報はこちらから
【2016.11.28 UPDATE!!】
2017年 カナダワーホリ申請のRound開始日が発表されました!
2017年も2016年と同じ申請方法になるかどうかは、またカナダ大使館から正式な発表がないので何とも言えません。もしかすると、また大きな変更が発表されるかもしれません。
今からしっかり情報収集をして前準備をしておくことも大切ですが、現状の情報を鵜呑みにするのは避け、大使館からの正式な発表を確認してからビザ申請を開始しましょう!